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  講演会 実施報告  
 

「いくつになっても、どんなときも、自分を育てる生き方」
〜セラピストが受け取った「いのち」からのメッセージ〜

 
   

講師:バースセラピスト 志村季世恵氏
日時:
2007年5月19日(土)13時半〜16時半
 
  (13時10分:開場/13時半〜14時:自己紹介など/14時〜15時半:講演
     15時半〜15時50分:質問タイム 15時50分〜16時半:参加者同士の交流など)
会場:渋谷・第一平善ビル 地下1階 会議室→地図
    →最寄り駅:渋谷駅(東口)から徒歩3分(渋谷警察署の隣)
    →住所:東京都渋谷区渋谷3-7-1 第一平善ビル 地下1階
主催:有限会社 私には夢がある→詳細を見る
費用:5,000円(税込。当日現金払い)
定員:50名

 

 

講師:志村季世恵(バースセラピスト)

 
    1962年生まれ。4児の母。人の誕生から臨終までを見守るバースセラピスト。「こども環境会議」代表。東京・自由が丘「癒しの森」で心にトラブルを抱える人向けの治療・プロデュースを経て、現在は、年に数回自己受容のワークショップをしたり、子育て中の親や自閉症やイジメに悩む子どもを対象としセミナーを開催している。講演なども多数。またターミナルケアにも関わり、人間の誕生から臨終まで見つめたセラピーに携わる(「癒しの森」を2007年3月に退職し、現在は11月まで休職中)。著書に、『いのちのバトン』(岩崎書店)、『大人のための幸せレッスン』(集英社)。共著に、俳優の本木雅弘さんの奥様(内田也哉子さん)との対談本『親と子が育てられるとき』(岩波書店)、『自分という自然に出会う』(講談社)、などがある。

◇癒しの森 http://iyashi.on.arena.ne.jp/
 

 

バースセラピストとは?

 
 

志村季世恵さんの肩書きは、バースセラピストです。それは、人の誕生から臨終までを見守るという仕事。マタニティや育児中のお母さんの相談にのる一方で、末期のガン患者など、死に向かう人たちへの心のケアもします。いのちの誕生と死。反対に存在するもののようでどこかでつながっている。そんな想いから、いのちの誕生に向かう方、そして、死に向かう方の両方へ、セラピーをされていらっしゃいます。志村さんのあたたかいまなざしは、人生のはじめと終わりにいる人たちの心を支えています。著書の『いのちのバトン』では、志村さんが関わった方達とのエピソードが綴られています。

 

 

内容:バースセラピストが受け取った「いのち」からのメッセージ

 
   

「いつくになっても、どんなときも、人は自分自身を成長させる生き方を選べる」

講師の季世恵さんが、セラピーを通して、一人一人の方から受け取ったメッセージをお話していただきます。ターミナルケアで出会った方から受け取ったメッセージ、そして、出産に向かう妊婦さんとのセラピーから受け取ったメッセージ。自分ではどうすることも出来ない、つらいと感じる現実を背負ってしまった中で、それでも、「どう生きるか?」を、志村さんの手助けをかりながら、ご自身の力で、見つけてこられた方々のお話です。

季世恵さんがかかわってきた方々が、最初は何に苦しみ、自分のいのちとどう向き合い、そして、自分がどう生きるかを、決めていく。そして、季世恵さんにどんな「バトン」を渡していったのか。「いのち」そして、生まれること、死ぬこと、そして、人はつながっているというお話まで。「いのち」そのものからのメッセージを、感じていただけたらうれしいです。

 

 

志村季世恵さんの言葉

 
 

●本当の自立とは、自分の意思を持ち、 関わりのある人の幸せも考え、自分で行動し、必要なときには相手の立場や気持ちを考え、なおかつ人にものが頼めること。
●生命は最後の瞬間まで生きようとし、何かを生み出すチカラを持っている。
●自立した人が自立した人を育てるのかもしれない。
●肩書きなんて、なくてもいいんだとおもう。私が私という人間をやっているだけ。

●いのちの誕生と死。どちらも両極端なところに存在しているのに、どこかつながりがあることを感じています。死は終わりではない。死んだあと、私たち残された人の心に宿るあの「いのちのバトン」をどう説明したらいいのでしょう。
●時が満ちると、患者さんは自らの現状を受け入れ、周りの状況も見えるようになる。そして問題解決に向けて歩き始める。そのようなとき、何かが生まれる。
●奇跡は、自分や他者を深く受け入れたときに起こる。
(※上記は、著書『いのちのバトン』より抜粋)

●悩んでいる人の心の中はまるで、整理されていないタンスの引き出しみたいになっているから、それを少しずつ整理することが大事なんです。私のすることは、私自身も焦らず信じて、その整理を手伝うことかな。いずれにしても、人間が変わるには、ある程度の助走期間が必要なんです。そしてちょっとしたきっかけさえあれば、人はいろんなトラブルから抜け出せるんだと思います。スイッチさえ入れ替えれば、人間はいいところにいくことができるんだよ。
●何か意見を言う時に、苦情や文句とアドバイスを混ぜて言うと、たいていうまくいかない。アドバイスした側も、せっかくよいことを伝えたのにって思ってムッとする。すると目的から外れてしまう。言葉だけではなく、考える時も同じ。何か出来事があったとき、その現実と予想や不安を混ぜて考えてしまうから混乱する。だから、整理整頓が必要。
(※上記は、著書『親と子が育てられる時』より抜粋)

●自分で決める幸せだから、わたしの価値観で判断するものじゃないんですよね。どんな考え方があったっていいと思う。その人なりの答えがあって。わたしは心のどこかで、人って絶対に幸せになる、というのが確立されているのだと思う。死を宣告された病気にかかったから不幸、というわけではないんですよね。たしかに、悲しくてつらいことなんだけど、不幸とは違うような気がするんです。じゃあ、不幸なときってどんなときかというと、自分が不幸だと思っているときなんです。ただ、その渦中ではいろいろとあるから、人が亡くなったら、食事ものどを通らなくなる。

でもそれに対して、嫌だと思わないようにしようとしているんです。自分の肉親が、もしがんになったり、病気になったりしたとしたら、ストレスがたまるわけではないでしょ? 「どうしよう」という不安感はあっても、第三者から受けるストレスではないと思うんですよね。ストレスって家族からはあまり受けないものなんですよね。人の心のケアをする時っていうのは、「あなたが一番幸せだと思うことに対して、そうなるようにお手伝いします」と言うんです。そうすると、みんなそうなるように努力するんです。それで「やっぱり人間ってすごいな」と学ぶ。その「人間ってすごいんだ」ということがわかっていれば、苦しくならないんです。(※上記は、イーウーマンインタビューより一部抜粋→続きを読む

 

 

参加者の感想

 
 

●自分がしあわせを感じる事が 一番大切だとすごくよく解る。夫婦で何時間も愛を語り合ったご夫婦の話、良かったですね。志村さんの手が震えてた様に見えました。きっとすごく感動的だったんだと思います。真実の愛に出逢いたい。それって、女なら一生かけてもいい位大切な事だと感じました。(H.Y)

●いつものビジネスセミナーとは雰囲気が違い感動しっぱなしの講演会でした。志村さんのお話で、末期ガンの方々の共通の言葉として「自分は自分でしか自分を表現できない」「自分が幸せだと思うことが大切」「幸せは人が決めるのではなく自分が決めるもの」というメッセージは心に響きました。一日一日を大切に、幸せを感じながら生きていきたいと思いました。また、人それぞれに生きてくなかで役割があるのだなぁと感じました。ありがとうございました。(G.Y)

●志村季世恵さんの講演会、ありがとうございました。深く心に残ったのは・今の自分であることを大事に/・その時にあるものを大事に生きていく ということでした。自分に自信がなくて、短所ばかり目についている私は、その短所をつぶすために、努力していました。一生懸命。もっともっと、とがむしゃらに。でも空回りしているようで、落ち込んでしまったり、もっと頑張らなければと焦ってばかり。志村さんの短所を磨くという話は、新鮮な発想でした。なかなか今のままの自分を認めることは難しいですが、まずは責めるのはやめようと思います。また、その時にあるものを大事に生きていくというメッセージは、失ったものに拘っている自分に考え方を変換するよう背中を押された気がします。とてもやわらかい気持ちになって帰ることができました。ありがとうございます。また、別の機会に参加できるのを楽しみにしております。(S.Y)

 

 

主催者からのメッセージ

 
 

■「私には夢がある」の岩崎久美です。志村さんの講座に1年半通って気付いたこと。それは、いかに自分が固定概念にしばられていて、そして、そのことが、自分自身のブレーキになっているということです。内容は、季世恵さんが、セラピーを通して、一人一人の方から受け取ったメッセージです。ターミナルケアで出会った方から受け取ったメッセージ、そして、出産に向かう妊婦さんとのセラピーから受け取ったメッセージと、非日常にあるクライアントさんのお話も多く出てきます。しかし、その方たちがの、自分ではどうすることも出来ない現実の中で、見つけてきた答え。何を学び、どう生きるか?というメッセージは、日常を生きている私自身にも、大きな勇気と思考と気付きくださいました。志村さんの講演は、「夢ある」では3度目。毎回、ココロが揺さぶられ、熱い気持ちこみ上げ、暖かい何かに包まれるような講演会です。ぜひ、志村さんが受け取った「いのち」のメッセージを、感じていただけたらうれしいです。 (岩崎久美)

 

 

前回の志村季世恵氏講演会の参加者の感想

 
 

●昨日は、とても充実した時間を過ごさせていただき、誠にありがとうございました。いつも思うことなのですが、受付に始まりお見送りに終わるまで、夢あるのスタッフの皆さんの心遣いはとても心地の良いものです。ぜひ次も参加したいと思います。

さてさて、志村さん。あの周りの人を安心させる雰囲気は天性のものなのでしょうね。とてもリラックスして聴くことが出来、志村さんのお話がまっすぐ胸に伝わってきたように感じます。私は『アクセルとブレーキのバランス』というコトバがとても印象的でした。それまで「もっともっと」と高みを目指し、アクセルを全快にしていたヒト。自分が安心するために、ひたすらブレーキを踏み続けてきたヒト。どちらも、死に目前すると、自分の立っている場所を意識するようになる。

勿論、明日終わる人生なのかもしれないけど、毎日きちんと陽がのぼりそして沈んでいくように、きっと続いていくのであろう未来を考えると、もっともっとと期待をしてしまう自分にとっては「いま選択している運転は、ちゃんと正しいのかな?」などとぼんやり考えるのに、とてもいい機会になりました。まさに、「ぼんやりと」心地よい状態で「生きること」を考えるのにぴったりなお話でした!最後、握手をさせていただいた時のビックリするほど華奢な掌から伝わるあたたかさがこれまたヨカッタ。楽しかったです。ありがとうございました。(M.N)

●金曜日はありがとうございました。志村さんのお話の中で、一番心に残ったのは「自分を受け容れる」という話しでした。多くのビジネス書や自己啓発書では、目標を設定して、それを実現するべく邁進するべき、というようなことが述べられていますが、その考え方にはいつ訪れるかわからない「死」のことが抜け落ちているような気がしていました。 言葉はちょっと暗めになってしまいますが、人は誰であっても生まれた時点から不治のガンを宣告されているようなもので、明日には死に直面するかもしれない自分が、その瞬間満足しているためには、今の自分に足りない部分を探す作業ではダメなのだと思ったのです。志村さんがおっしゃっていた、「逆さま年表」の話しは、「死」が一番最初の前提にありました。「そう、そっちから考えないと、充実した死に方(=生き方)は出来ないんだよなあ」と心の中でスッと納得がいったお話しでした。志村さんのお話を聞いて、生きることの楽しさ、嬉しさをずっと大きく感じられる気持ちになった気がしました。良いお話をたくさん、ありがとうございました。(N.S)

●昨日はありがとうございました。 「死」をスタートとして作る自分の年表、とても共感しました。私自身、昨年24歳にして胃ガンを患い、胃を切除して現在に至っています。幸い早期発見だったので根治できましたが、やはり告知の瞬間は「死」の一文字がよぎりますし、これからも再発が無いとは言えません。今は毎日毎日生きていることがハッピーでとても幸せに生きています。 死から逆算すると今私はどこにいるのだろう、何に向かって歩いているのだろう、と昨日は考えていました。まだうまく言葉にすることができません。でも、これからの「生かされた」残りの人生において私が伝えていくものはいろいろあるのだろうな、と思っています。 今は社会人として働いていますが、将来、どのようにして今の気持ちを伝える立場になっているのかと思うと、とてもワクワクしてしまいます。そんなことを今日、改めて考えました。ありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくおねがいします。(S.I)

●僕にとって一番印象的だったことばは、『死ぬのがこわいんじゃなくて死ぬってわかったときに、今まで自分が何をしてきたのだろうと思うことが恐い』。僕は自分が死の恐怖に直面した事はないし、身近な人や友人が寿命意外で死んでしまった経験はない。多くの死に直面している志村さんの言葉だからとても響いた。死ぬときは、お金も名誉も地位も持っていけない事は頭では、わかっているにも関わらず、お金や名誉や地位が欲しい自分がいる。現状を感謝するのではなく『もっともっと』という自分がいる。自分の死ぬときの気持ちをリアルに想像できてその気持ちを忘れない人間になりたいと思った。ちょっとずつ。(T.M)

●志村さんの講演、良かったです。自分がここ数年で漠然と悩んでいた「いのち」の在り方について非常にクリアな視点をお持ちの方でした。人が悩んでしまうさまを「落とし穴」に例えて、「上から励ます」のではなく「一緒に入ってあげる」事が解決に繋がるというお話には、深く感じ入りました。自分も経験がありますが、親しい人の死に直面するというのは恐ろしく気が滅入るものです。それを「バトンを受けた」と表現し、悩みながらもそれを精一杯生きる力に変えている志村さんには本当に頭が下がります。志村さんのように、亡くなった方からもらった「生きる力」を僕はまだ周りの人に還元できていません。やはり「いのち」に対する心構えがまだまだ甘いんだなと感じました。同時に、これからの自分の生き方をどう変えられるか、とても楽しみになってきました。僕も大事な人からもらった「バトン」をちゃんと手渡せるように、しっかり、前を向いて、歩んで行きます。本当にありがとうございました。(R.A)

●終わってから、ただただ志村さんにお礼を言いたい気持ちになったとき、なんて言おうって考えたら、どっと涙が出てきました。悲しかったとかそういうんじゃなくて、突然泣きじゃくって、挨拶もしないで帰ってしまいました。なんだろう、志村さん、すごいですね。(K.Y)

●はじめてセミナーに参加させて頂きました。ありがとうございました。「いのちのバトン」をその場で購入したのですが、引き込まれるようにして読んでしまいました。人間てこんな変われるものかと改めて感動しました(事実だからこそ素晴らしいのですね)。また、時間を作って参加したいと考えていますので宜しくお願いします。(K.Y)

●こんばんは。今日も素晴らしい講演をありがとう。志村さんの自然体振りがとても印象的でした。(Y.N)

●今日のセミナー参加させて頂いて本当に感激でした。企画をしてくださった皆様にも大変感謝しております。 志村さんのお話を聞いていて「自分にとって消してしまいたいような過去の辛い経験や失敗や後悔の念も、それに囚われることなく、その経験を誰か他の人の為に役立つようにメッセージのバトンとして渡すことができたら、そこに大きな『意味』が生まれるんじゃないかなぁ」と感じました。(N.Y)

●志村季世恵氏の講演を聞かせて頂いて本当によかったです。「ゴールとして自分はどんな死に方をしたいか?(どんな生き方をしたいか)から今何をすればいいのか」を患者に考えてもらっているという話がありました。これはシンプルですが、とても人生の本質をついていると思います。よく目標をもつことの重要性をものの本ではいってますが、その目標って何なのだろうか?と思うときがあります。それが「自分の死に方」からきている目標なら間違っていることはないでしょう。なぜならそれは自分の理想の夢だからです。また、それができてはじめて「今」を本当の意味で生きているのではないかと思うような気がします。志村さんの行動は過去でもなく未来でもなく常に「今」を見ている。幸せとは過去や未来への不安や恐れから解放され「今」を感じ生きることなんだなと感じました。普段私たちは死を身近には感じていませんが、志村さんを通じ死を考えた時、目の前の人がいるうちに、生きているうちに自分にできることを精一杯やることの重要性を志村さんに教えていただいたような気がします。どのような死に方をしたいのか、もう一度自分の内面と対話していきたいと思います。
 

 

その他、講演案内

「私には夢がある」では、1歩踏み出すキッカケを作りたいと思い、講演会やワークショップを定期的に開催しています。お時間ありましたら、ほかにもご参加いただければうれしいです。
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バースセラピスト、志村季世恵さんに、
「いのち」の成長をテーマにお話いただきました。
ガンと向き合いながら無くなった、患者さんの夢、
海の家のお話に、涙しました。


中学生でなくなった男の子からの、
「人は人が好きなほうがいいみたい」という、
メッセージ。ジーンとしました。


ご自分の「あーやっちゃった」という話を、
隠さずに楽しそうにしてくれる、志村さん。


なごやかな笑いも、たくさん起きました。


困ったときに困ったことを隠さないことで、
助けてくれる人の温かさに触れ、
人が好きになれる・・・そんなお話。


質問タイムも長めに。参加者の方の発表に、
会場全体が涙する場面も。

志村さんの「いのち」のお話に、
参加者の方々の心の奥底が反応して、
会場が一つになっているのを感じました。


講演後、参加者の方お一人お一人と、
会話を交わされる志村さん。


「夢ある」の目指す、「参加型の講演会」を、
志村さんの協力を得て、実践。


講演前に、フルーツバスケット&
参加者同士の自己紹介。
講演後に感想のシェアを行い、盛り上がりました。


和田清華執筆の「夢ある」新聞。イラスト入り。HPなどには掲載していない、書き下ろし。
講演会場に掲示していますので、
ぜひ、読んでみてくださいね。

志村季世恵氏著のオススメの本











           

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