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●『朝焼小焼だ大漁だ 大羽いわしの大漁だ 浜は祭りのようだけど 海のなかでは何万のいわしのとむらいするだろう』(『金子みず寸全集・I』JULA出版局)
「こうなって私はこんなにうれしいけれど、でも、こうなって悲しい人もいるのではないか」ものごとをこんなふうにとらえることが大切ですね。
●職場で最高、と思う言葉がある。使えば使うほど周りが生きる。人間関係もスムーズになる。その言葉とは何か。『人の名前』だ。
●さりげない一言の言葉ににじむ人間性は、人の心にひびき、しみこむ。
『ひとつの言葉でけんかして、ひとつの言葉で仲直り、ひとつの言葉でおじぎして
、ひとつの言葉で泣かされた。ひとつの言葉はそれぞれに、ひとつの心をもっている』
●「あ、そうか」の効用。
「あ、そうか」。この言葉が苦手な人がいる。たとえば、その道にかけて、第一人者をもって自負する先生。若い学生が異見を述べても、「あ、そうか」とはなかなか頷かない。権威失墜を怖れるからだろう。
逆に、「あ、そうか」の名人がいた。第一線の女性リーダーだ。部下がわずか4人だった。数年後、陣容を40名近くまで伸ばした人である。部下が生き、職場が活きていたわけだ。成長のヒミツは何か。それは「あ、そうか」だった。部下がどんな異見をぶつけてきても、彼女は「あ、そうか」。横目で見ていて、初めは懸念した。友達感覚すぎる。威厳に欠ける。リーダーとして物足りない、と。
でも、よく観察すると違う。部下が慕っている。リーダーを見下したりしていない。それどころか、言い分を受け入れてもらうと、自分の全人格まで肯定されたと思うのか、
むしろ嬉々としている。結果、組織が活きて、陣容がみごとに拡大した。
このように周りが活きる。これが「あ、そうか」の効用の一つだ。「あ、そうか」にはもう一つ効用がある。それは、この言葉を使えば使うほど自我を小さくできることだ。自分で口に出してみるとよく分かる。我を張っていてはなかなか使えないからだ。
「それでいいんだよ」(金平敬之助)より
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