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  セミナー実施報告    
 

「その一言、その察する気もちがあなたに生きる」

 
    講師:作家 金平敬之助氏
日時:2003年3月29日(土) 13時30分〜16時
   
(13時開場、13時半〜15時講演、その後交流会)
場所:
中央プラッツ高等学院(東京校)
   (市ヶ谷駅から徒歩5分)
参加費:
3000円
主催:
有限会社 私には夢がある→詳細を見る
申込:終了しました。
 

 

講師:金平敬之助氏(作家)

 
    1932年東京都生まれ。早稲田大学卒業。住友生命保険相互会社入社。1982年同社取締役福岡支社長、1982年同社常務取締役、1992年スミセイ・リース社長に就任、以後、同社会長、住友生命総合研究所客員研究員を歴任。現在イワキ総合研究所顧問。著書に「ことばのご馳走」など多数。 ある日、「上司が鬼とならねば、部下は動かず」という本が売れているなか、『鬼』でなくとも部下は動くのではないか?と疑問に思う。それからは、生保業界で40年以上、一度も部下を怒鳴ったり叱ったりせず、それで業績を伸ばしつづけた。その実体験を基に、新しい感覚の組織運営を創造し、部下を生かす環境を作るのに参考に講演活動を行う。  

 

内容

「職場でも家庭でも"ひと言の贈りもの"が人の心を動かしている」
 
   
●人に優しさを表す手段のひとつとしてのハガキの効用
●ひと言のやさしさで人は救われ、明日への勇気が生まれる
●とっさのひと言で、その人のスタンスや価値観が 分かる
●部下をほめて育てる「とっておきの言葉」
●Eメール時代だからこそ使える、スローメールの書き方
●相手のことを考えたひと言のやさしさが人間関係を変える
●お礼状お詫び状の書き方

 
  人生を支えてくれるような「杖言葉」、がぜん仕事をやる気を起こさせる「湧言葉」、ほのぼのとした愛に包まれる「癒言葉」、お客さんに感動を呼ぶ「揺言葉」・・・素晴らしい瞬間を演出するのは、ほんの小さなな「ひと言」だ。

営業の鬼(!)がひしめく生保業界で、40年以上1度も部下を怒鳴らず、しからずに、業績を伸ばし続けたヒミツとは? 競争、比較、命令、強制が苦手な“仏の上司”。とつとつとした語り口調の中に、人柄がにじみ出ています。
 

 

参加者の感想

 
 

●講演者との距離がこれほど身近に感じるセミナーは初めてで、嬉しくなりました。また、金平さんの人の良さも直に伝わってきて、自分の考え方に大きく影響を与えてくれて大変良かったです。私は、叶えたい夢を持っています。その夢を叶えるため色々な刺激が必要な時期で、タイミングよく聞くことができました。(K.K)

●短い時間でしたが、とても内容の濃い講演会でした。講演会というものに、能動的に出席したのは初めてなのですが、大変得るものが大きかったので、やみつきになりそうです。また、交流した方たちとも、その後メールのやりとりが続き、よい出会いをさせていただいたと感謝しております。ありがとうございました。(A.K)

●先週末のセミナーはありがとうございました。とても有意義な時間を過ごすことができました。金平氏の書籍を読んだことがあり、金平氏と会えるという絶好の機会!ということで、先週のセミナーには参加したのですが、予想通りの素晴らしい方でした。人間として一番大切な何かを教えてくれる、金平氏の講演はほんと素晴らしかったです。思わず泣いてしまいました。講演で泣いたのは生まれてはじめてでした。

また今回は、金平氏の講演資料もよかったです。金平氏の書籍は、伝えたいことでもエピソードで伝えるのが特徴ですが、今回の資料にあたっては、言いたいことを体系化してまとめておられるではないですか!? マニュアル本とは思わないですが、とても重宝する宝物になりました。

スタッフのみなさま、そして、参加者を巻き込んだ、当日のセミナー雰囲気もかなりよかったです。とても暖かい感じの空気が流れていて、とても居心地よく思いました。だからでしょうか、ついつい、最後まで部屋にいてしまいました。他にも幾度か他主催者のセミナーに通っておりますが、夢あるのセミナーは、とても質の高いものだと直感的に思いました。(T.K)

●講演会の翌日にだした葉書(金平先生への)の返事が昨日きました。やさしい味わいのある字体の葉書でした。字に人柄が表れています。先生のような人物になれたらいいなと思いました。講演会は、先生の話をもっと長時間聞けて、飲み会などもあればもっと楽しかったとは思いますが、とても充実した時間でした。とくにお話を聞いた後の参加者との交流の時間は、講演の感動を共有し、心の奥まで届かせるのに有効だったと思いました。私は一番前の席だったので、先生と目があうこともあり集中し大いに感動し、笑うことができました。(K.W)

 

 

金平氏の言葉

 
 

●『朝焼小焼だ大漁だ 大羽いわしの大漁だ 浜は祭りのようだけど 海のなかでは何万のいわしのとむらいするだろう』(『金子みず寸全集・I』JULA出版局)
「こうなって私はこんなにうれしいけれど、でも、こうなって悲しい人もいるのではないか」ものごとをこんなふうにとらえることが大切ですね。

●職場で最高、と思う言葉がある。使えば使うほど周りが生きる。人間関係もスムーズになる。その言葉とは何か。『人の名前』だ。

●さりげない一言の言葉ににじむ人間性は、人の心にひびき、しみこむ。
『ひとつの言葉でけんかして、ひとつの言葉で仲直り、ひとつの言葉でおじぎして
、ひとつの言葉で泣かされた。ひとつの言葉はそれぞれに、ひとつの心をもっている』

●「あ、そうか」の効用。

「あ、そうか」。この言葉が苦手な人がいる。たとえば、その道にかけて、第一人者をもって自負する先生。若い学生が異見を述べても、「あ、そうか」とはなかなか頷かない。権威失墜を怖れるからだろう。

逆に、「あ、そうか」の名人がいた。第一線の女性リーダーだ。部下がわずか4人だった。数年後、陣容を40名近くまで伸ばした人である。部下が生き、職場が活きていたわけだ。成長のヒミツは何か。それは「あ、そうか」だった。部下がどんな異見をぶつけてきても、彼女は「あ、そうか」。横目で見ていて、初めは懸念した。友達感覚すぎる。威厳に欠ける。リーダーとして物足りない、と。

でも、よく観察すると違う。部下が慕っている。リーダーを見下したりしていない。それどころか、言い分を受け入れてもらうと、自分の全人格まで肯定されたと思うのか、
むしろ嬉々としている。結果、組織が活きて、陣容がみごとに拡大した。

このように周りが活きる。これが「あ、そうか」の効用の一つだ。「あ、そうか」にはもう一つ効用がある。それは、この言葉を使えば使うほど自我を小さくできることだ。自分で口に出してみるとよく分かる。我を張っていてはなかなか使えないからだ。

「それでいいんだよ」(金平敬之助)より

 

 

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