【おわりに】(本文より抜粋)
「どんな人生を選ぼうと、幸福になる決意をしよう」
この本は、ウェブに連載していたママコラムを再編成し、新たに5人の方に原稿を書いていただいて出来上がったものです。なぜそのようなコラムを書いてもらおうと思ったのかというと、私が子育てに関してあまりにも無知だったのと、悩みを相談できるようなママ友達がいなかったため。
本や育児書は読むと、なんだか元気がなくなるのです。あくまで理想が書いてあるので、私のドタバタ子育てとはかけ離れていて。じゃあ実際、多くの先輩ママはどのように子育てをし、仕事をし、自分のやりたいことをし、それらを両立しているのか。そんなことを生の声で知りたいと思い、2年間に渡りコラムの執筆を、尊敬する方にお願いしてきました。たまった原稿を大和出版の方にお見せし、今回の出版へといたったわけです。
私自身、みなさんの原稿を読んで、悩んでいるのは自分1人じゃないんだと安心しました。みなさん、家庭の背景や仕事の忙しさなど、抱える問題は違いますが、でも子育てをしていれば何か越えなければならない山があり、悩みも尽きないのだと実感したのです。
サザエさんの家のような、平穏無事な家庭なんて、あんまりないんだなあと。理想を追い求めて、理想と違うから今はあまり幸せではないと思っていた私にとっては、理想どおりではなくてもいかにこの状況をよりよくして、自分も家族も幸せになるんだと前に向かっている先輩たちの勇士は、本当に励みになりました。
また、年の離れた先輩ママの体験談というのは、説得力がありました。将来子供は確実に育っていくんだ、いずれ今の状況を振り返ったとき、あのときが華だったと思うのだと思うと、大変でジタバタしている今の子育てを、もっと楽しもうと思いました。人って、今このときの幸せをかみしめるのって、なかなか難しいんですね。つい、結婚したらとか、子供ができたら、子供が大きくなったら、収入が安定したら・・・なんて、未来にばかり目を向けてしまうけれど、大切な今をいかに楽しむかという視点を忘れたくないなあと思います。
この本は、今まさに子育て奮闘中の方はもちろんですが、子供がまだいない方にも、ぜひ読んでいただきたいなあと思っています。「子供ができたら大変」「自分のやりたいことができなくなる」なんて思っている方が、多いと思うんですね。私自身もそうでした。確かにそういう部分はありますが、できないことが1つ増えるとしたら、できること・うれしいことはその10倍は増えるんです。守るものができることでの自分自身の強さ、そして本当の大人になるための精神的な成長、葛藤を乗り越えた後の爽快感。どれも子供ができなかったらわからなかった気持ちでしたから。
環境のせいにせずに、自分が柔軟に変わっていけばいい。これは、私が子育てから学んだことです。幸せになれるかどうかの境目も、周りや誰かのせいにして被害者意識でいるのか、それとも人生を主体的に生き、自分が変わっていくのかにあるのだと思います。この本を読んだあなたもきっと、自分の幸せを自分でつかんでいける人だと思っています。
この本は、子供ができたらどうなるんだろう、今子供がいるけれどこれからどうなるんだろうという疑問に、少しは答えられたのではないしょうか。あとはあなた自身が自分を変えるために踏み出すだけです。健闘を祈っています! 和田清華
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